セルフ型ガソリンスタンドでのバイト~1日の仕事の流れをご紹介~
ガソリンスタンドの中でも主流になりつつあるセルフ型ガソリンスタンド。店員がガソリンを入れるのではなく、お客様が自ら操作する形式です。そのセルフ型ガソリンスタンドでのバイトの1日の勤務の流れをご紹介致します。
「セルフ型ガソリンスタンドの仕事内容は?」「セルフ型ガソリンスタンドの1日のスケジュールが知りたい」「セルフ型ガソリンスタンドでバイトするのは働きやすそうなので検討したい」と考えている方、必見です。
■AM8:00~出勤(時間はイメージです)
勤務開始15分前にはお店に到着し、5分前には着替えを完了。身だしなみを整え、お客様の前に立つ準備をします。
時間に余裕を持って出勤することにより、他のスタッフとコミュニケーションがとることが出来ます。コミュニケーションの取れた職場は情報を共有しやすく、また、トラブルを防ぎやすくなります。
アルバイト業務開始ということで挨拶をし、勤務開始です。
「お早うございます!今日も一日よろしくお願いします!」
■サービスステーション(SS)業務
ガソリンスタンドはサービスステーション、略してSSと呼ぶこともあります。多くの場合、ガソリンスタンドをそのまま指します。しっかりサービスを提供する、ということでサービスステーション業務と呼ぶのが通例です。
① ご来店のお客様のご案内・誘導
サービスステーションにご来店されたお客様を、空いているレーンへご案内します。
ご案内する際は安全に気を付け、また、お客様の運転の妨げにならないように注意しましょう。
② 計量機の操作説明
各サービスステーションや機械によって給油量を測る計量器の操作方法は異なります。操作方法がわからず、お困りのお客様も少なくありません。その際にはこちらから声をかけ、丁寧な接客(アテンド)を心掛けましょう。
支払い方法は現金か、カードか、もしくはいくら分の給油希望かを確認し、会員カードやポイントカードの有無も忘れずに確認します。
給油ノズルの持ち方、静電気除去シート、火気厳禁、小さいお子様の使用禁止など、忘れずに説明しましょう。
③ 接客(アテンド)
フィールドでの、お客様対応全般を指します。
お客様に満足して頂く為の接客スキルを磨き、自分が働く店舗での必要な知識を身に付けていく必要があります。
ガソリンスタンドは単にガソリンを給油するだけにはとどまらず、給油やカーライフに関連するサービスを接客しながら提供していきます。
例えば、
・お得なサービスが受けられる特典付きクレジットカードのご案内
など。クレジットカードはお客様に固定客になっていただけることに繋がり、売上が安定しやすくなる為、申込獲得に力を入れているサービスステーションもあります。特典のメリットを理解し、しっかりお客様に説明できことが求められます。
また、取扱商品についての知識も必要です。
・エンジンオイル…お客様にお声掛けし、必ず了承が取れた後にボンネットを開け、オイル状態を点検します。
・タイヤ…タイヤの状態を目視、または専用ゲージで溝の深さを点検します。
・クーラント液…エンジンルーム内のクーラントリザーバタンクの液量、色を見て汚れ具合を点検します。
・バッテリー…専用バッテリーチェッカーで電圧を測定し、液量を点検します。
・車検…SSでも車検の受付を行っています。ご来店されたお客様のお車のフロントガラス上部のステッカーを確認し、車検日が近い場合は進んで案内をしましょう。
・セルフ洗車…お客様自身が注文機に現金を入れ、コースを選択します。洗車後の拭き上げもお客様自身で行いますが、機械の操作説明は丁寧に行って下さい。
・手洗い洗車…お客様のお車をお預かりし、スタッフが洗車します。細心の注意を払い作業しましょう。
1. 洗車スペースへ車を移動します。
2. ホイール、タイヤを洗います。
3. 高圧ガンでボディのホコリを落とします。
4. 泡を車全体にかけます。
5. 専用のムートンで洗っていき、水で泡を落とします。
6. タオルで粗拭きし、拭けない所の水滴をエアタイルで飛ばします。
7. 残った水滴を専用タオルで拭き取ります。
8. タイヤに専用ワックスを塗ります。
9. 水滴が残っていないか車全体をチェックし、終了後、お客様立会いで再度チェックして頂きます。
10. お客様の確認後、お返しして終了です。「ありがとうございました!」気持ちの良い挨拶をしましょう。
④ PIT(ピット)作業
商品をご案内後、お客様からオーダーを頂いた場合、PIT(ピット)に車を移動し作業を行います。
ピット作業の例としては、オイル交換、タイヤ交換、クーラント液交換、バッテリー交換 などを行います。
⑤ セルフサービスコンソール(SSC)監視業務
セルフ型SS(サービスステーション)では必ず「セルフサービスコンソール」という機械が店内に設置されています。
お客様が計量機で注文しノズルを外すと、店内のSSC監視ブースのアラームが鳴ります。モニターで油種を確認し、間違いが無ければ許可ボタンを押し、給油解除をします。許可ボタンを押さない限り、給油できないシステムになっています。
⑥ 清掃業務(クレンリネス)
ガソリンスタンドは油を扱うところだけに、汚れがどうしてもついてきます。しかし、お客様の目のつく場所は、常に清潔であることが前提です。「店が清潔かどうか」は、人物でいう「見た目の第一印象」に相当します。サービスステーションと名乗るからには、清潔であることもサービスの一環ですね。
また、「トイレがきれいかどうか」には、特に気を付けましょう。トイレ清掃の不行届は、まず不潔で不快なだけでなく、「掃除すらまともにできない店」と判断され兼ねません。お客様が触れる場所はもちろん、目につく所は隅々まできれいにしましょう。
清掃場所
・フィールド…計測機まわりや、ノズルの油汚れ、ごみ箱がいっぱいになっていないか、進んでチェックしましょう。
・トイレ…ペーパーや、石鹸・消毒液の有無、床・便器の汚れ、洗面台の水はねなど、1時間に一度チェックします。
・セールスルーム…各種パンフレットの陳列、床・窓ガラスの汚れ、テーブルの上や椅子の整理整頓。「お客様が好ましいと思える場所をつくる」ことが基本です。
・洗車スペース…手洗い洗車場の道具の整理整頓、泥や砂の清掃、セルフ洗車場のごみ箱チェックなど。
・PIT…道具の整理整頓。誰もがスムーズに作業できる環境づくりを目指しましょう。
・倉庫…常に使いやすい状態を保つ為、日々の整理が大切です。見やすい状態を維持している倉庫は、品出し作業も効率的に進めることができます。
⑦ 接客について
接客の基本は、「自然な笑顔」「身だしなみ」「言葉遣い」です。これらをマスターすることが「また来たい!」と思わせるポイントになります。某ファストフードチェーンでもスマイルを売りにしているぐらいです。それもサービスステーションが提供すべきことでしょう。
・目が笑っていない作り笑いや、わざとらしい笑顔では、無理して笑顔を作っている様子がお客様に伝わって逆効果になり兼ねません。マスクをしているからこそ、お客様の目を見て、柔らかい表情を心がけましょう。
・身だしなみは店舗基準に従い、制服をだらしなく着ることは避け、清潔感のある身だしなみを意識しましょう。
・フレンドリーなお客様や、自分より年下に見えても、タメ口やフランクすぎる話し方はNGです。お客様を不快にさせてしまう前に、接客用語を正しく使いましょう。
7大接客用語
1. いらっしゃいませ
2. かしこまりました
3. 少々お待ち下さい
4. お待たせ致しました
5. 恐れ入ります
6. 申し訳ございません
7. ありがとうございます
■PM5:00 退勤
退勤時に再度トイレのチェック、事務所の整理整頓を行います。
勤務が終わったと、気が抜けてしまうかもしれませんが、お客様がいらっしゃる場合があります。掃除をする際も接客と同様、イキイキとした雰囲気で取り組みましょう。
勤務中のスタッフへ、元気に挨拶をし、勤務終了です。
「お疲れ様でした!お先に失礼致します。」
■サービスステーション・ガソリンスタンドの仕事を探してみよう
ガソリンスタンドのアルバイト・パートの仕事について、色々とご理解いただけたと思います。
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