カフェ、ショッピングモール…多様化するガソリンスタンドとそこでの働き方
昨今、ガソリンスタンドは主に給油すること目的とする、旧来のガソリンスタンドの在り方から大きく変わってきています。それまでは「ガソリンスタンド=給油をするところ」だったところから、カフェやコンビニエンスストア、ショッピングモールなどが併設される店舗も増加してきており、「給油をするために行くところ」から「買い物ついでに/コーヒーを買いにいくついでに給油をするところ」というように用途が変わってきているところも。本記事では、その背景等を含めて、どんな風に変わってきているのかお伝えしたいと思います。
■どんなガソリンスタンドが増えてきているの?
ガソリンスタンドはある時を境に、「車のケアや給油等を行うこれまでのガソリンスタンドとしての機能を突き詰めていく店舗」「給油や、ミニマムなサービスで安価にガソリンを提供していく店舗」、そして「カフェやコンビニなどを併設し、それまでとは異なる価値を提供する店舗」の三つに大きく分かれて行っています。
1つ目の「これまでのガソリンスタンドとしての機能を突き詰めていく店舗」は「専門店型」と呼ばれ、一般的な給油だけでなく、洗車や点検、オイル交換やその他車周りの悩み・相談を請け負う専門的なケアを行う店舗です。
そうしたガソリンスタンドは、給油だけでなく、車検やタイヤの販売・交換、その他自動車に関するサービスを請け負うことで収益を改善すべく、車周りのサービスをガソリンスタンドという身近なところから提供しているのですね。
2つ目の「ミニマムなサービスの店舗」も想像しやすい所かと思います。1990年代終わりごろからセルフ型ガソリンスタンドがどんどん増加してきましたが、それに伴い、フルサービス型で提供しているような、スタッフの方が窓ふきやごみ捨てなどをしてくれるようなサービスは段々となくなりました。しかしその代わり、安く燃料を提供することで、顧客に還元していこう、という店舗が2つ目のタイプです。
また、三つ目の「異なる価値を提供する店舗」はさらに細かく分類できます。
・レンタルビデオ店の併設型
・コンビニエンスストアの併設型
・ファーストフード店の併設型
・カフェの併設型
などなど。見かけたことがある方も少なからずいらっしゃるかと思います。こうした店舗は、ガソリンスタンドに給油に行く、というよりも、「ちょっと買い物ついでに給油しよう」というニーズに応えられるため、首都圏や京阪神エリアなど、都市部を中心に広がりを見せています。
■併設型は働き方も変わるの?
このようにどんどん広がりを見せつつある併設型店舗ですが、そこで働く人の働き方は旧来のガソリンスタンドでの働き方と大きく変わるのでしょうか?先に回答しておくと、変わる場合もあれば変わらない場合もある、ということになります。
併設型店舗の場合、スタッフが両方の店舗を兼務する場合と兼務しない場合があり、兼務する/しない、により、働き方は異なります。
例えば、コンビニ併設の場合、ガソリンスタンドのお客さんが少ない夜間にはコンビニで働くスタッフにガソリンスタンドの夜間業務を兼務してもらう、ということがあります。つまり、比較的お客さんが来やすいコンビニで接客対応をしつつ、ガソリンスタンドで給油のお客さんが来店すれば対応する、という形です。ガソリンスタンドもセルフ型で乙4資格を持っていれば、コンビニ店舗内にいながら対応ができるわけですね。
一方で、併設店舗とガソリンスタンドの対応を分けているケースも有り、業態ごとに働き方がどうなるか、一概に決めつけることはできません。ただ、コンビニとガソリンスタンドを兼務でやる場合と、それぞれスタッフを雇う場合とでは、前者の方が経営側から見て人件費を浮かせることが可能なので、経営側としても兼務をお願いしたいケースが多くなるでしょう。
「車も好きだけど、接客業が好きで、お客様対応もしてみたい」
「コンビニで働きたいが、乙4資格も活かしたい」
という方には、併設型店舗で両方の対応をする仕事はうってつけの働き方かもしれませんし、探してみる価値はありそうですね。
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