セルフのガソリンスタンドの安心・安全と支える「セルフサービスコンソール」とは?
セルフ式のガソリンスタンドでは、お客様が油種(レギュラー・ハイオク・軽油)や給油量を選択し、給油を行います。
「間違えて違う種類を給油してしまったら…」など、疑問に思ったことはありませんか?
バイトなどでガソリンスタンドを考える方は多いかと思います。しかし、そのようなトラブルにはどう対処すればよいのでしょうか。ガソリンスタンドでは、未経験からバイトを始められる方でも、安心の体制が組まれています。
■トラブルを予防するしくみ
レギュラーのはずがハイオクを入れてしまった…。
このような事態を防ぐ為に、全てのセルフガソリンスタンドには、「セルフサービスコンソール(SSC)」と呼ばれる機械が店内に設置されており、監視スタッフが許可をしない限り、給油ができないシステムになっています。SSCは法律上、危険物取扱者 乙種第4類(乙4)の有資格者でないと使用できません。
お客様が油種、給油量を選択しノズルを外すと、店内にある監視ブースではSSCのアラームが鳴ります。
給油レーンには、カメラが設置されており、モニターで間違いがないことを確認、給油許可ボタンを押すと給油開始です。
ちなみにセルフ式スタンドの基準として、一度に給油できる量が決まっており、ガソリン(ハイオク含)は100リッターまで、軽油は200リッターまで、給油時間は4分以内となっています。これは消防法で定められており、量を超過した場合や、制限時間を超えると、給油は自動的にストップする仕組みです。
セルフガソリンスタンドでは、乗車して来た車両以外に給油をすることは認められていません。携行缶など他容器に移し替えることは、危険物取扱者の資格保有者しかできません。バイトにしても正社員にしても、こうした仕組みがあり、トラブルを避ける仕組みがあると安心ですね。
またガソリンスタンドは、消防法による厳しい建築基準をクリアしなければならない為、一般の建物より耐震性・耐火性に優れた構造となっています。石油製品のタンクは地下に埋められており、分厚いコンクリートでおおわれている為、火災が発生した場合でも、燃え移ることはありません。
■まとめ
何千リッターものガソリンを貯蔵しているガソリンスタンドは、とても危険な場所でもある為、完全無人化にすることは難しいと言えます。
ガソリンスタンドの安心・安全を守るのは、「セルフサービスコンソール(SSC)」だけでなく、裏で支えるスタッフがあってこそです。
■サービスステーション・ガソリンスタンドの仕事を探してみよう
ガソリンスタンドのバイトやパートの仕事について、色々とご理解いただけたと思います。
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