ガソリンスタンドのお仕事 お金にまつわるホントのところ
街で見かけるガソリンスタンド。車を持っていない人であっても、どなたかの車に乗ってガソリンスタンドに行ったことがあるかと思います。身近に店舗があることも多い分、誰しも触れる機会があり、正社員やアルバイトとして働く選択肢に入れている方も少なからずいるでしょう。本記事では、そんなガソリンスタンドについて、特にお金まわりがどうなのか、掘り下げていきたいと思います。
■ガソリンスタンドの平均時給
リクルートジョブズ・ジョブズリサーチセンターの平均時給調査によると、2021年4月三大都市圏(首都圏・関西・東海)でのガソリンスタンドスタッフの平均時給は1,043円。ただし、首都圏では1,091円、東海979円、関西1,071円と地域ごとに少し差異があるようです。
他の職種との比較を首都圏でみてみると、アルバイトとして比較的募集の多いファストフード1,038円、スーパーなどのレジ1,041円といったところですから、未経験者も積極的に受け入れている一般消費者にもなじみがあるアルバイトのお仕事の中では、比較的時給は高め、といったところでしょう。
また、こちらの記事にもありますように、セルフかフルサービスか、夜勤や日勤かによっても時給は異なります。
■乙四資格で時給はどうなる
通称乙四資格(乙種第4類危険物取扱者の資格)を持っている方は、時給がオンされるケースもあります。フルサービスはもちろんセルフ型のガソリンスタンドでも、乙四有資格者でなければ給油許可をすることができないため、ガソリンスタンドの運営には乙四有資格者は欠かせません。
乙四資格は試験を通過しなければならないため、誰でもすぐにとれるというわけではなく、それだけに時給を載せて優遇するケースもあるのですね。
■アルバイトから正社員への登用
会社によって異なりますが、ガソリンスタンド業界はアルバイトから正社員になる方も少なくありません。ガスマンジョブのサイト( https://gasmanjob.com )に掲載されている企業でも、雇用形態に「アルバイト(正社員登用あり)」と明記し、実際にそこから正社員登用している会社もあります。
ガソリンスタンドは、接客業の要素のみならず、多少の車の専門知識などが必要といった要素もあります。なので、アルバイトで働きながらつけていった知識や経験を、正社員になってもそのまま活かせると、店舗・会社側も有難いということですね。また、それぞれが別々に動くわけではなく、一つのチームとして、給油、洗車、清掃、タイヤなどの販売を行っていくため、お店の仲間たちと協働できる人の方が戦力として計算できるため、アルバイトからの登用を歓迎しているのでしょう。
もちろん、正社員になるには給与水準や福利厚生・待遇なども向上するケースが多いため、ハードルが無いわけではありません。もし正社員になることを念頭に置いているならば、アルバイトの時から、さまざまな業務を丁寧に行い、お店の経営側の方に、「この人がいれば売上や経営にプラスになる」と思ってもらうことが重要です。
■ガソリンスタンドで店長になるには
ガソリンスタンドで働くからには、店長は目指したい仕事の一つになるでしょう。ガソリンスタンドは給油だけでなく、店舗の携帯にもよりますが、車に関するちょっとしたお悩み事を解決する場としても機能しなければならず、その場を統率する店長の仕事は決して簡単な仕事ではありません。
簡単な整備、オイルやタイヤの交換、店舗の清掃、スタッフの指導、コンビニなどを併設している場合はコンビニ店舗への関与などなど…店長が関与する仕事は多岐にわたります。ガソリンスタンドが多数ある今の世の中で「どうせならあの店で給油しよう」と思ってもらうためには、店舗が清潔かどうか、気持ちの良いあいさつができているか、きびきびした行動ができているか、接客でしっかり気遣いできているかなど、店長として目を光らせ、自分で率先してやっていくことが重要ですね。
普段から「どうしたらより多くのお客様にお店に来てもらえるか」を考え、行動しなければなりませんね。
■ガソリンスタンドの仕事を探そう
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